OCNモバイルONE端末分割払い

OCNモバイルONEでは端末セットの分割払いは24回のみとなります。12回・36回・48回などの選択はありません。

分割払いの他に一括払いも選択できます。

分割払いに審査がある

OCNモバイルONEスマホの「分割払い」は、申込者と携帯電話会社の間で結ばれる「クレジット契約」によって成り立っています。

つまり、携帯電話会社が立て替えている機種代を、契約者が返済しています。

そのため分割払いを申し込むと、まず携帯電話会社は、申込者のクレジットなどの利用実績を調査します。

クレジットカードの利用実績は各信用情報機関に照会されます。信用情報とは、これまでのクレジットカードや割賦販売、そのほかローンなどの契約内容や返済・支払い状況、借入残高などの取引事実を記録した個人情報です。

その情報をもとに、携帯電話会社が支払い能力に問題なしと判断すると分割払いが承認されます。この一連の流れを「分割審査」といいます。

スマホの分割払いの支払い情報も、新たな信用情報として信用情報機関に登録されます。

OCNモバイルONEで分割払いの支払いが滞ると、将来住宅ローンなどを組む際に審査に通らなくなる可能性があるので、支払いの遅延には注意しましょう。

OCNモバイルONEの審査に落ちた場合は分割審査に通らなかった可能性があるので、次は一括払いで申し込みしましょう。

「一括払い」は1回で支払いを終えることができるので、購入時に審査はありません。

分割払い手数料

OCNモバイルONEで端末を24回分割払いで購入する場合、端末の総額料金に加えてクレジットカード会社による分割手数料がかかります。

分割手数料は各クレジットカード会社により異なりますが、24回払いの場合「約16%」で定めているクレジットカード会社が多いです。

クレジットカード会社の分割手数料は、お持ちのクレジットカード会社にお問い合わせください。

カード会社24回払い実質年率(%)
楽天カード15.00
三井住友カード14.75
MUFGカード16.32
イオンカード12.42

分割支払い延滞した場合

スマホ料金の引落ができず延滞となってしまったときは、スマホの機種代も支払えていない状態なので指定信用情報機関の株式会社CICにそのことが登録されます。

また支払いが3か月以上遅延してしまうと遅延分を支払って解消したとしても、そこから5年間は遅延した情報が残ってしまうため、新しいスマホの購入(分割払い)やローンを組むときに利用することができない場合があります。

その場合は最新機種に機種変更したときに分割が組めませんので、一括払いしか対応できなくなります。

スマホ料金の延滞や滞納が多い場合はスマホ機種変更の際に分割払いが組めないという他に、費用の分割(ローン)、消費者金融のカードローンが組めなかったりもします。

特にスマホの分割払い契約後、何度も遅延があるという場合は支払いに問題があると見なされて、信用が落ちます。

そうなってしまうと新しいスマホの分割払いによる購入やクレジットカードの新規申込が難しくなる可能性が高くなるでしょう。

分割払いの購入プログラムはある?

各キャリアでは端末代金を分割で支払うと、購入プログラムに入ることができます。

購入プログラムとは、分割払いを選んで2年後にスマホを返すと、それ以降の支払いが免除されるという特典です。

  • ドコモ:いつでもカエドキプログラム
  • 24回払いで24回目の支払い(残価)が免除(40〜45%程度オフ)

  • au:スマホトクするプログラム
  • 24回払いで24回目の支払い(残価)が免除(40〜45%程度オフ)

  • ソフトバンク:新トクするサポート
  • 48回払いで25ヶ月目の返還で24回分が免除(50%オフ)

  • 楽天モバイル:iPhoneアップグレードプログラム
  • 48回払いで25ヶ月目の返還で24回分が免除(50%オフ)

OCNモバイルONEでは購入プログラムがありません。OCNモバイルONEでは2年間、格安でスマホをレンタルするようなサービスがありません。

OCNモバイルONE分割払い契約ができない原因

OCNモバイルONEのスマホ分割払いでは、端末の一括払いよりも審査が厳しくなります。

分割払い審査で落ちる原因は以下です。

携帯電話料金の滞納

携帯電話料金の支払いを現在滞納している場合、支払能力に問題がありますので審査に落ちます。

料金を滞納するような方はスマホの代金も滞納する可能性が高いです。

クレジットカードや他のローン等の滞納

クレジットカードや他のローンも、滞納すると信用情報に記録が残るため、スマホ分割払いの審査に落ちます。

自動車ローン、住宅ローン、奨学金、公共料金、消費者金融での多額の借金、債務整理などの滞納履歴も信用情報を悪化させます。

滞納している借金は速やかに支払いを済ませましょう。

支払いをしても滞納の記録はしばらく残ってしまいますが、滞納状態を続けているよりは、審査がいく分通りやすくなる可能性はあります。

10万円以上のスマホ

スマホの金額は10万円を超えると、分割払いの審査が厳しくなります。OCNモバイルONEでも10万円以上の端末が販売されています。

10万円以上のスマホを分割払いで商品を購入する場合、割賦販売法に基づいて審査が行われます。

割賦販売法の中に「過剰与信防止義務」というものがあり、消費者が自身の支払い能力を超えた債務を背負わないよう、審査をする人に消費者の支払可能見込み額を調査する義務が課されています

支払可能見込み額は、利用者の年収やクレジット債務の状況、生活維持費をもとに調査されます。

ただ、過剰与信防止義務の例外として、分割金額が10万円以下の場合は、支払可能見込み額の調査が行われません。

審査を少しでもやさしくするなら10万円以下の端末を選びましょう。

クレジットヒストリーがない

クレジットヒストリーとはクレジットカードやローンなどの利用履歴のことを指します。

クレジットヒストリーには、クレジットカードやローンなどの契約を行った際の個人情報のほか、カードやローンの契約の事実、支払いの状況(延滞等を含む)、携帯電話端末を分割で購入した際の支払い状況などの信用情報が含まれます。

クレジットカードや分割払いによる買い物を過去に一度もしたことがない人は、そもそも信用情報の履歴(クレジットヒストリー)がありません。

このような真っ白な状態については、支払能力を判断する材料がない(信用実績がない)ということで、高額スマホの分割払いが承認されにくくなります。