OCNモバイルONEは遅い?

OCNモバイルONEは、NTTドコモの回線を利用したMVNOで、通信速度最大788Mbpsの高速データ通信回線を利用でき、NTTドコモの提供エリアであればどこでもOCNモバイルONEを利用することができます。

この最大速度は、あくまで理論値であり、実際に788Mbpsもの速度で通信はできません。

OCNモバイルONEはベストエフォートとよばれるサービスの方式を採用しています。このベストエフォートとは、明示している最大速度などを保証せず、通信回線の状況によっては、最大速度より通信速度が下がるなど通信回線の品質が下がる場合がある、とする方式です。

通信速度は、NTTコミュニケーションズ株式会社が通信整備を借りているドコモの通信設備の状況や、OCNモバイルONEと契約している人数などにより、常に変動しています。

その為、時間帯によってあまり速くなくても、少し時間が経過すると速くなったり、また、その逆の状況になったりすることもあります。

OCNモバイルONEの実測は遅い?

OCNモバイルONEには、現在2つのコースがあります。

2019年11月に新設された「新コース」と旧来の「新コース以外」があります。

この2つのコースはそれぞれ別の帯域を使っている為、通信速度は異なります。

現在、速いのは「新コース」です。2019年11月に開始したばかりで契約者は「新コース以外」に比べて少ない為、回線が空いている状態です。ただ、今後何年も経過すると速度が落ちてきますが、現在なら「新コース」は速いです。

また、現在OCNモバイルONEは「新コース」をメインとして販促しています。NTTコミュニケーションズ株式会社の看板となる「新コース」はユーザーが増えたとしても帯域の増強などをして速度を維持していきます。

新コースの実測は、昼の混雑時でも10Mbps前後の速度が出ています。調子が良い時は、20Mbps出ます。「新コース」は1日中安定して速い速度が出ています。

「新コース以外」の速度は24時間を通して遅いです。昼の休憩時は、5Mbps前後しか速度が出ません。混雑時以外の時間帯もスムーズにwebが開かないので不便を感じます。

「新コース以外」の強みは速度は遅いけど、データ容量超過後も低速200Kbpsで制限なく利用できる点です。こういったところにメリットを感じる方以外は、「新コース」を選んだ方が良いです。

OCNモバイルONEは遅いと言われないように「新コース」では、「快適なモバワン」へ

OCNモバイルONEはドコモから帯域を購入してサービスを提供しています。

ユーザー数などを踏まえて帯域を設計しています。しかし、一部の時間は契約帯域が圧迫される時間が発生してしまいます。そのときはパケットロスが発生して、遅く感じます。

パケットロスとはネットワークの通信量が増加し、スイッチングHUBの処理能力を超えた場合、送受信しようとしたデータ(パケット)が消えてしまうことがあります。これを「パケットロス」と呼びます。

「パケットロス」が発生すると、スイッチングHUBはデータ(パケット)を再送するため、通信効率が落ちてしまいます。例えば、お昼や夕方といった時間帯は品質が落ちる傾向があります。

OCNモバイルONEでは、これまでもトラフィックを制御する仕組みを導入してきましたが、通信速度が遅いと言われてきました。そこで「快適なモバワン」を目指すことになりました。

より多くの方に通信品質の改善を実感してもらい、長く使ってもらえることを目指すために、ごく一部の回線における低速通信に規制をかけて、圧迫が起きにくいよう制御することにしています。

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旧コースの「新コース以外」では3GBプランなら、3GB分、高速通信が利用できて、3GB使い切れば200kbpsの低速通信を上限なしで使えました。

新コースでは、3GBの高速通信はそのまま、200kbpsの低速通信の通信量が1.5GB(契約プランの半分の通信量)になれば、さらに遅くする、という仕組みとなりました。